Royal EZONE ドライバー 2017年モデルの製品評価
<製品概要と評価>
ヨネックスから発売されているRoyal EZONE ドライバー 2017年モデル。
Royal EZONEシリーズは2017年1月下旬から発売されているモデルで、ドライバー、ハイブリッドフェアウェイ、アイアンがラインナップされている。このモデルの開発コンセプトは、飛距離と高級感の二点があげられる。では、Royal EZONE ドライバー 2017年モデルの飛距離面の特長から探ってみよう。
1.ドライバーの飛距離アップ
まず、このRoyal EZONEシリーズのドライバーの特長を見るにあたっては素材面に注目する必要がある。ヘッドのクラウン部にはナノテクノロジーの新素材であるタフGファイバーが採用され、新たな製法となる真空内圧成形により緊密なカーボン成形がなされている。これにより、薄く成形しながらも高い強度が実現されており反発力が優れている。飛距離のアップについては、メーカーの公式サイトでどのように表現されているかというと、「高反発モデルをも凌駕する飛びを実現」と記載されているため、ヨネックス社としては今回のモデルには相当な手応えと自信を持っているように伺える。
なお、タフGファイバーという聞き慣れない素材が登場しているが、この素材について調べてみると、カーボンの約3倍の柔軟性を有するグラスファイバーにカーボンナノチューブを複合した素材とのこと。柔軟性・強度といった要素が想像されいかにも飛距離アップに材料から拘りを詰め込んでいるといった様子が感じられる。
2.デュアルタングステンパワーシステム
飛距離アップのためのもう一つの仕組みとして挙げられるのが”デュアルタングステンパワーシステム”だ。文字だけみると難解そうにも思えるが、デタングステンのパターのシステムがデュアル、つまり2個です、と解釈すれば良いだろう。
そして、この2個(デュアル)がどこにあたるかというと、1つ目はソールにあり、タングステンウェイトビスが搭載されている。2つ目はグリップで、タングステンバランスグリップというものが装着されている。これにより、長尺でありながらも軽く振り抜くことができる。そして、ヘッドとグリップをつなぐシャフト部分にも、世界最軽量のXELAシャフトのノウハウを活かした専用シャフトが開発されているため、こちらも飛距離アップに効果を発揮してくれそうだ。
<スペック情報>
ロフト角(°) 10 11.5
ライ角(°) 58.5
フェース角(°) 0
体積(ml) 460
<標準シャフト>
モデル XELA for Royal
シャフト硬さ R SR R SR
シャフト質量(g) 41.5 43.5 41.5 43.5
トルク(°) 5.6
クラブ長さ(inch) 47
クラブ質量(g) 285 287 285 287
バランス D0 D0.5 D0 D0.5
調子 先調子
<重心設計>
重心高(mm):26.2
重心距離(mm):38
重心深度(mm):35.5
フェース高(mm):51
<販売情報>
販売価格:95,000円+税
発売開始は2017年1月。