EZONE XPG Type HDドライバーの製品評価
<製品概要と評価>
ヨネックスから発売されているEZONE XPG Type HDドライバー。
1.EZONE XPG シリーズについて
まず今回ご紹介するイーゾーンXPGタイプHDドライバーだが、EZONE XPG シリーズに属する。このシリーズはヘッドスピードが43m/s前後のゴルファーを対象にしており、ドライバーは通常モデルとタイプHDの2ラインナップ、その他、フェアウェイウッド、ユーティリティ、アイアンが揃っている。またYONEX fitting studio限定モデルとしてEZONE XPG 445ドライバー、EZONE XPG 390ドライバー、EZONE XPG フェアウェイウッド Type Tiの3モデルが提供されている。
2.イーゾーンXPGタイプHDドライバーの特長
このドライバーのメーカーによるPRポイントを見てみると、”ボールに喰いつき、力強い高弾道で飛ばす”とされており、”喰いつき””高弾道”といったあたりがポイントと考えられるだろう。
・低重心化
まず、ヘッドについては、従来と比較してカーボンエリアが拡大した新構造が採用されており、フェース重量を合わせて4g軽量化している。これと同時に、ソールには8gのタングステンウェイトが装着されており、更なる低重心化が図られている。これにより、ロースピンで飛ばすことができるというわけだ。
・タングステンバランスグリップ
グリップ部の方に目を向けると、グリップエンド部分に20gのタングステンパウダーが内臓されているため、一般的なグリップと同程度の重量でありながらも、重心位置が手元側に移動するという効果を実現している(タングステンバランスグリップ)。
・デュアルタングステンパワーシステム
クラブの両端にタングステンが配されることで、重ヘッドを力まずに振り抜くことができる。さらに、手元重心設計のシャフトが装着されているため、いつもの感覚でスイングすることができる。
・調整機能
クイックアジャストシステムが搭載されており、ロフト角は最大で±1.5°の調整が可能となっている。8つのポジションを選ぶことで、弾道を調整することができる。
<素材:製法>
ボディ・フェース:精密チタン合金
クラウン:高強度軽量カーボン
ウェイトビス:タングステン合金
<スペック情報>
ロフト角(°) 9 10.5
ライ角(°) 59.5
フェース角(°) 0.5°オープン
体積(ml) 455
<標準シャフト>
シャフト名称 EX310J
シャフト硬さ SR S R SR S
シャフト質量(g) 56 59 54 56 59
トルク(°) 5.0
クラブ長さ(inch) 45.25
クラブ質量(g) 316 319 314 316 319
バランス D1 D1.5 D1 D1.5
<重心設計>
重心高(mm):26
重心距離(mm):40
重心深度(mm):40
フェース高(mm):54.5
<販売情報>
販売価格:オープンプライス
発売開始は2016年10月。