スコアを一気に崩しかねないバンカー。。。そんな危険なバンカーをなんとか普通に脱出できれば自分のスコアはいつももっといいのに。。。
なんて思っているゴルファーの方は必見です(^ω^)
今回はその苦手なバンカーをなんとか道具の力で補えないかということを中心に解説です。
ラクラク脱出バンカーで人気の高いサンドウェッジも紹介していきたいと思います。
まずは、サンドウェッジの成り立ちを理解して、サンドウェッジの使い方をより理解してみましょう。
そうすることで、バンカー脱出でのスイングイメージがしやすく、上達アップにもつながると思います。
かつては、ゴルフクラブにサンドウェッジというものが無く、多くのゴルファーがバンカーで苦労していました。そんな中、伝説のゴルファーサラゼンが9番アイアンのソールに鉛で出っ張りをつけることで、バンカーから簡単に打てることを発見したことは有名な話です。
現在では、このサンドウェッジのソールのでっぱりが「バウス」と呼ばれていますが、なぜ、ソールのでっぱりがあることで簡単にバンカーから出るのでしょうか。
なぜバンスがあるとバンカー脱出しやすいのか
ただの薄い鉄の板をを想像してみましょう。それで砂をすくい取ろうとしてみてください。
おそらく、深く刺さってしまいなかなか上に上げることが難しいとおもいませんか?
では、その鉄の板の後ろに30度ほどの三角形の鉄の塊をつけて同じ角度で砂をすくうことをイメージしてみましょう。
そうすると、砂に潜らせた後に砂を上に上げやすくなることがイメージできませんか?
今度は、60度ほどの三角形の鉄の塊をつけて砂をすくうことをイメージしてみましょう。
そうすると、先ほどよりも、取れる砂は少ないですが、すくいやすいイメージが持てると思います。
そうです。バンスが大きければ大きいほど潜りにくくなり、上に上げやすいというイメージが持てるかと思います。
つまり、後ろのでっぱりが大きくなればなるほどもぐりにくくなるということがイメージできるでしょう。
つまり、バンスはクラブが砂の中にもぐりにくくするために作られていることを、まずは理解しておきましょう。
逆に、硬いバンカーで、同じように打ってしまうと、硬いのでもともと潜りにくいのにさらにバンスで潜りにくくなるため跳ね返されてトップしてしまうということになります。
こういう理解をしておくだけでも、どういう状況でどのクラブで、どのように打ていいのかということを自分で考えられるようになります。
バンカーな苦手な人はバンスの大きいサンドウェッジを使ってみる?
バンカーが苦手という人は、基本的には砂のを多くとってしまう。
つまり、クラブが砂の中に潜り込んでしまい、ボールが出ないということが考えられます。
こういう人は、クラブが砂の中に入った後、クラブが上に出やすいバンス角の大きいクラブを使ってみることで、クラブが砂の中にもぐりにくくなるためボールが出やすくなると考えられます。
また、バンス角が大きいだけでなくでっぱりの部分が大きいものほど、クラブを強く砂に潜らせても上に跳ね返ってくれるため、ボールが上がりやすくなり安心して打ち込むことができます。
バンカーの固さによってもバンス角を変えたほうがいい。
繰り返しになりますが、バンスは大きければ大きいほど砂に入れた後に出やすく、クラブを上へ出してくれるという作用をしてくれます。
つまり、これは、砂が柔らかい場合は、クラブが砂に潜りやすく上に出にくくなるため、上で出やすくするためには、バンスが大きい方がいいということになります。
逆に、砂が固い場合は、バンスが大きいと潜りにくくなって跳ね返されてしまいボールがトップしてしまいますので注意が必要です。
しかし、ツアープロは、やわらかい砂でプレーする場合でもソール後方側を削ったりしてバンスの小さいタイプを使っていることが多いです。
それは、バンカー以外で、サンドウェッジをロブショットとして使う場合があるためで、その場合バンス角が大きいと、下が固いバンカーを打つことと同じことになるため跳ね返されてしまいソールの抜けが悪くなってしまうためです。
ですので、ツアープロはよくバンカーでフェイスを思いっきり開いって打ったりするのを見たことがあると思いますが、フェイスを開くことでソールにあるバンス角を実質的にあげているという理由もあります。
意外と大事なシャフト選び
バンカーショットではシャフトの重さも重要です。
結論からいいますと、バンカーショットが苦手な人は重いシャフトを選んだ方がいいと思います。
といいますのは、カーボンシャフトなどの軽量シャフトになってしまうとクラブが軽くなる分手打ちになってしまう人が多く、すくいうちになってしまう事が多いためです。
また、特に力の無い女性ゴルファーの場合は、シャフトが軽いと力を入れないとヘッドが砂に入りにくくなってしまうためクラブの軌道が安定せず、手前に入りすぎたり、トップになったりする原因にもなってしまいます。
苦手な人ほど、重いクラブを使ってクラブの重みで自然に砂に潜らせるイメージでスイングした方がいいでしょう。
優しいサンドウェッジのまとめ
やわらかい砂のバンカーの場合
・バンス、ソールの大きいサンドウェッジを使う
・重いシャフト、重いクラブを使う
バンスが大きめというと12が目安になるとおもいますので参考にして選んでみてください。
固めの砂のバンカーの場合
・バンスの小さいクラブを選ぶ
砂に入らないほど堅そうな場合は、サンドウェッジにこだわらず、バンスの小さいアプローチウェッジでクリーンに打ってみることもアイディアとして持っておきたいですね。
また、場合によってはバンスがほとんどない、9番アイアンやアプローチウェッジで砂に入れていく方法も試してみましょう。
人気のサンドウェッジ
サンドウェッジで今大人気のドルフィンウェッジ。
抜けの良さが抜群でソールの流れる流線型で、トゥ側・中央・ヒール側で全てバンス角が変わるトリプルバンスソールで珍しいサンドウェッジ。
ワイドソール設計でバンカーからの抜けがいい。
ヘッドが大きく、セミグースネックでスクエアに構えていても、ボールを包み込んでくれるアドレスの時に安心感がある。
スーパーワイドソールで潜り過ぎず、最適なバンス角ではねすぎることもないので上級者でも使いやすいサンドウェッジ。
人気のJSPECシリーズで4代目になる。形状はティアドロップ型で初心者にも使いやすい。
全体的に滑らかなラウンドがついているためフェースを開くのが苦手な人でもソールがはねにくく使いやすい。
初心者向けのティアドロップ型。バンス選びに迷わない1バンスしかないが、いろんな状況にマルチに対応できる設計。
ヒールをそぎ落とすという新しいウェッジ、バンカーショットだけでなく、通常のアプローチでも簡単に球を上げやすいウェッジ。
以上、参考にしてみてください。(^ω^)