ゴルフクラブは一昔前と違って、物理面・素材面・人間工学面など様々な分野での研究が進み、多くの技術が取り入れられています。
技術によりゴルフが優しくなったとも言えますが、逆に言えば、クラブの特性も様々なので、自分に合ったクラブを選ぶことも難しくなってきています。
さて、この記事ではドライバー、ユーティリティ、アイアン、パターとクラブの種類も多様にある中で、ドライバーをゴルフショップで実際に購入する際に気を付けておきたいポイントをいくつかご紹介します。
ドライバーのシャフト長さ
まず、ドライバーで一番気を付けたい点はシャフトの長さです。おおよそ44~47インチぐらいのものをゴルフショップで目にすることと思います。長いより短い方が使いやすいので、この点、実際に構えてみて「無理なく振れそうだ」という長さのものを選びましょう。
ちなみに、ツアープロの平均値は44.5インチというデータもありますので、この点も参考にされると良いと思います。
ドライバーのフェースアングル
次に気を付けたい点は、フェースアングルです。クローズド、ニュートラル、オープンとあり、クローズドを選ぶのがオススメです。
なお、参考までにフェースアングルについて右利きの人のケースで説明すると、クラブのフェースが右を向いていればオープン、左を向いていればクローズド、真ん中がニュートラルとなります。
初心者はスライスになりがちで、これはインパクトの際にフェースが開いてしまう(オープン)ことによります。そのため、クラブフェースが予め反対を向いている方が、より真正面でボールを捕まえやすくなります。
※ここ数年はフェースを調整できるクラブもある。
(出典:ブリヂストン製品ページ)
ブリヂストンのJ715 B3ドライバーはフェース調整できる。
ウッド全般
ドライバーは別の言い方をすると1番ウッドです。実際のラウンドで使うクラブの中には、ドライバー(1W)だけでなく、3W、5Wも揃えます。さて、このウッドですが、1、3、5、7と番手が下がるに従って、ロフト角が大きくなります。
初心者でボールがなかなか上がりづらい場合は、ティーショットで杓子定規にドライバーを使うよりロフト角がある3番、5番を使った方が結果的に飛距離が得られるというケースが多々あります。
3番、5番などのフェアウェイウッドの方が扱いやすいという場合は、ドライバーに拘らず、7番を含めた3、5、7にすることも選択肢に入れましょう。
※参考:
フェアウェイウッドの選び方