VR_S コバート 2.0 ツアードライバーの製品評価
ナイキゴルフのVR_Sシリーズから2014年1月31日に登場のVR_Sコバート2.0ツアードライバー。低~中弾道で飛ばせる、洋なし型のアスリートゴルファー向けモデル。
<製品概要と評価>
1.高速キャビティバック+フライブレイス設計
ドライバーのソール部分に搭載された高速キャビティバック部分にはフライブレイス設計が採用されており、従来モデルよりもキャビティバック上部の振動が抑えられる。そして、キャビティバックの壁を斜めにしてクラウンがしっかり固定されている。
これにより、キャビティバック上部の剛性が高まっており、振動が抑えられるため、エネルギー損失が小さくなりボール初速が向上する(0.45~0.9m/s)。
また、センター下部でヒットした場合は約1m/s、センターでヒットした場合は約0.5m/s、前作と比べてボール初速が上がっている。
打ち出し角は、0.6°アップしている。
2.NexCOR (ネクスコア) フェイステクノロジー
飛距離を最大限に伸ばすマルチフェイス設計、NexCOR (ネクスコア) フェイステクノロジーは、従来モデルでも採用されており、エリアをトゥとヒールに広げている。
高反発エリアが広がっており、ミスヒットに強い設計が施されている。
3.弾道調整機能
従来モデルから採用されている弾道調整機能、フレックスロフト。ロフト角とフェイス角をそれぞれ独立して設定することができ、ロフト角は5段階(8.5°、9.5°、10.5°、11.5°、12.5°)、フェイス角は3段階(ニュートラル、RIGHT[+1.5°]、LEFT[—1.5°])の設定が可能で、合計で15種ものセッティングからチョイスできる。
フェイスアングル±1.5°の設定により、左右に42ヤードの幅でドロー・スライスの打ち分けが可能となる。
<素材・製法>
フェイス素材:6-4チタン
ボディ素材:811チタン
製法:鋳造
<スペック情報>
ロフト角(°):フレックスロフト(8.5、9.5、10.5、11.5、12.5)
ライ角(°):58.5
フェイスアングル(°):1.5°オープン(ニュートラルポジション)
ヘッド体積(cm3):460
シャフト:Diamana W 60、Tour AD MT-6
グリップ:NIKE 360ツアーベルベット(バックラインなし)
<販売情報>
Tour AD MT-6装着モデル:¥75,000+税
Diamana W 60装着モデル:¥75,000+税
発売開始は2014年1月31日。