M6ドライバー、マルチマテリアル構造で46gのウェイトを搭載
M6ドライバーがM5ドライバーと異なる最大の特徴の一つがウェイト配分です。M6ドライバーはチタンとカーボンによるマルチマテリアル構造を採用しており、カーボンエリアを増やすことで余剰重量を生み出すことに成功しています。
余剰重量はソール後方のウェイトに集中させ、46gものウェイトが搭載されています。これにより低・深重心設計が実現され慣性モーメントが高まっています。打点のバラツキ・ミスへの許容度がアップしていますので、M6ドライバーはやさしく飛ばすことができます。
出典:http://www.taylormadegolf.jp/m5-m6-drivers-jp.html
M6 ドライバーのシャフトの詳細
<M6ドライバーのシャフト>
公式サイトに紹介されているM6のシャフトは4種類です。
標準装着のFUBUKI TM5 2019は50~54gで、クラブ全体の重量は295~299gとなります。その他の3種類のシャフトは約10g重くなり、クラブ全体の重量は310g前後となりますので、ある程度、ヘッドスピードがある方が選択されるタイプとなります。
・FUBUKI TM5 2019(S):299g/54g/4.6/D2.5/中/45.75
・FUBUKI TM5 2019(SR):297g/52g/5.0/D2.5/中/45.75
・FUBUKI TM5 2019(R):295g/50g/5.2/D2/中/45.75
・Tour AD VR-6(S):311g/65g/3.2/D1.5/中/45.25
・Speeder 661 EVOLUTION V(S):311g/66g/3.7/D2/先中/45.25
・Diamana DF60(S):308g/64g/3.8/D1/中元/45.25
※クラブ重量/シャフト重量/トルク/バランス/キックポイント/長さ
<M6ドライバーのシャフト別クラブ価格>
・FUBUKI TM5 2019:¥72,000+税
・Tour AD VR-6:¥89,000+税
・Speeder 661 EVOLUTION V:¥89,000+税
・Diamana DF60:¥89,000+税
(出典:https://www.taylormadegolf.jp/TaylorMade/DW-KY183.html)
M6ドライバーのスピードインジェクションが発明的であり合理的な件
M5ドライバー、M6ドライバーのヘッドの製造工程が、これまでの常識を覆すもので話題となっています。「その手があったか!」と感心させられると同時に、この合理的な手法は、ガイブラだからこそ生まれたものだと感じます。
■驚きの製造工程
通常、ドライバーのヘッドは、ルール限界値の反発性能を超えないように、ギリギリを狙いつつ、それよりも下のレンジの中に納まるように製造されます。
しかし、M5/M6ドライバーのヘッドは、ルール限界を超えた高反発で製造されます。その後、フェースの前面の穴らレジンという樹脂が注入され、反発性能をルール限界値に下げて、製品と仕上げられます。これがスピードインジェクションです。
■ルールを超えてから限界値まで戻す
敢えてルールを超えてから補正して下げ戻すという、いわば従来と逆といってもよい手法を取ることで、ルール限界値の最大反発を持ったヘッドができあがります。