M4ドライバーを試打して評価!直進性が高い
テーラーメイドのアベレージゴルファー向けの2018年モデルである「M4ドライバー」について試打の感想・評価です。
■外観
アドレスしてみると、M2は光沢のある黒と白のコントラストでしたが、M4は黒とシルバーでマッド感があって落ち着きます。クラウン後方のカーボンエリアがM2よりも広がっていて、よりヘッド形状とその大きさを感じられるので、安心感はM4の方が高いです。
■弾道の方向性
弾道はツイストフェースの効果なのか、直進性が高いです。メーカーの説明では起動がセンターに戻るようなイメージ図がありましたが、曲がらないと言った方が合っていると思います。
ただ、ヘッドターンのオートマチック性が低いためか、打ち出しから右に出やすいです。アベレージ向けモデルというと、ドロー仕様の要素が高いイメージがありますが、M4ドライバーはストレートかドローの方に向いています。スライサーの方は、USモデルになりますが、M4 D-TYPEドライバーがおすすめです。
■弾道の高さ
弾道の高さは中弾道で、M2よりも少し高さが抑えられたように感じます。ヘッド後方がM2よりも高くなっていますので、その影響が出ているのかもしれません。
■打感・打音
打音は、少し響きがあって心地良いです。打感は、ほんのりソフトな感じがあって、アベレージ向けの外ブラモデルとしては、とても良いと思います。
M4 ドライバーのツイストフェースは50万発のデータを解析して開発
テーラーメイドから発売されているM4ドライバー。売れ行きも好調で2018年の代表的なドライバーと言っても良さそうです。
■フェースに対する新たなコンセプト
M4ドライバーには幾つか注目すべき点がありますが、最大の特徴はツイストフェースではないでしょうか。フェースの工夫と言えば、より一体感を持たせたカップフェース、高強度素材を使った薄肉・偏肉設計といったあたりが大半です。そして、フェースの形状と言えば、バルジとロールによる滑らかな凸型形状が一般的であり唯一と思われていましたが、テーラーメイドはフェースをねじってきました。つまり、フェースの在り方について、テーラーメイドは新しいコンセプトを出してきたということになります。
■50万発のデータを解析して分かったこと
テーラーメイドは今回のツイストフェースのリリースにあたって、50万発の打球データを解析したと発表しています。その結果、打点の90%がハイトゥ、ローヒールに集まることを突き止めました。
そこで、この90%の打点のバラツキの傾向に対して、ツイストフェースという新しい仕組みを生み出しました。
■ツイストフェースによる効果
ツイストフェースにより、ハイトゥではロフトが大きくなり低弾道のフックが抑えられ、ローヒールではロフトが小さくな高弾道のスライスが抑えられます。
人間であるが故にどうしても発生してしまう打点のずれに対して、オートマティックに補正してくれるツイストフェース。90%が該当するという点も心強さが感じられます。
M4ドライバーの特徴1、ツイストフェース
2018年モデルとしてテーラーメイドから発売されているM4ドライバー。昨年、人気を博したM2ドライバーはこれの一つ前のモデルに位置づけられている。ここまでのゴルフクラブ市場の販売ランキングを見てみると、ゼクシオ10やROGUEといった人気モデルがある中で、M4ドライバーが頭一つ抜け出しているようだ。
人気となっているM4ドライバーについて、特徴を一つずつ見ていきたい。本投稿ではまずツイストフェースを取り上げる。
■ツイストフェースとは!?
ツイストフェースとは、フェースにねじれが加えられているというもので、ねじれの方向はハイトゥ、ローヒールが大きく凹む方向だ。従来のバルジとロールのフェースセンターを凸とした形状と全くことなったものとなっている。
■なぜフェースをツイストさせるのか?
テーラーメイドでは50万発の人間によるショットを調査し、フェース面上の打点がハイトゥ、ローヒールに集中することを突き止めた。そこで、均一的な局面のフェースではなく、この打点の偏りに対処すべく、フェースも偏りを持たせる形を採用した。それがツイストである。
■ツイストフェースで弾道はどうなるのか?
フェースが閉じてハイトゥに当たった場合、高ロフトでフェース角がプラスになっているため、低弾道・引っかけを防ぐ方向に働いてくれる。これとは反対にフェースが開いてローヒールに当たった場合、低ロフトでフェース角がマイナスになっているため、高弾道・スライスを防ぐ方向に働いてくれる。
ゴルファーの90%の打点がツイストフェースでカバーされるとのこと。打点に偏りがあると認識しているゴルファーは、ツイストフェースを試してみる価値はありそうだ。
M4ドライバー、発売日は2018年2月16日
テーラーメイドから2018年2月16日に発売のM4ドライバー。まっすぐ、より遠くへ。
1.概要
テーラーメイドの新テクノロジー「ツイストフェース」&「ハンマーヘッド」を搭載。進化した高い寛容性とさらなる飛距離性能が両立されたM4ドライバー。
・ツイストフェースで戦え
世界最強を競う男たちが手にした、真っすぐ遠くへ飛ばすための革新技術。
・ボールスピードの限界を越えろ
M3とM4に搭載されたテーラーメイドの新テクノロジー「ハンマーヘッド」は、スイートエリアを拡大すると共に、反発係数最大値に近い高い反発性能を実現。
2.特徴
・ゴルファーの打点傾向から生み出された「ツイストフェース」で弾道のバラつきを低減。そして、「飛距離」と「直進性」を実現。
・ソール前部の「ハンマーヘッド」デザインはフェースの反発力を向上させ、初速アップとスイートエリアの拡大に貢献。
・ソールの「ジオコースティックデザイン」によって、打音・打感が適切に調整される。ソール後方に設置されたウェイトの重量がアップし、寛容性が向上。
・「三菱ケミカル」と共同開発した「FUBUKI TM5シャフト」を標準装備。カスタムシャフトもラインアップ。
3.詳細
ゴルファーの打点傾向から生み出された「ツイストフェース」は、弾道のバラつきを低減し、「飛距離」と「直進性」を高いレベルで実現。内部にある2本の硬いリブにより補強されたフェーススロットと、より薄く柔らかくなったフェースにより、スイートエリアを拡大すると共に、反発係数最大値に近い高い反発性能を実現。革新的な「ジオコースティックデザイン」は打感・打音を向上させ、フェース高反発エリアを拡大。
<素材・製法>
ヘッド素材:チタン[9-1-1ti] + グラファイト・コンポジット・クラウン
フェース素材:チタン[6-4 ti]
<スペック情報>
ロフト角(°) 9.5/10.5
ライ角(°) 58
ヘッド体積(cm3) 460
※ロフト角、ライ角はスタンダードポジションでの数値
<販売情報>
FUBUKI TM5(S、SR、R):¥65,000+税
Tour AD IZ-6(S):¥82,000+税
Speeder 661 EVOLUTION Ⅳ(S):¥82,000+税
発売日は2018年2月16日。