M2ドライバーの試打・評価!直進性の高い中級者向けドライバー
テーラーメイドのMシリーズの中で、2017年モデルのM2ドライバーは評価が高く、エースドライバーとして使用している方が多いモデルです。M2ドライバーについて、試打した感想・評価をご覧ください。
■構えてみた感想
前作は上から見ると白と黒のハーフアンドハーフな印象でしたが、今作では黒いカーボンエリアが増えて、落ち着きがあるデザインです。アドレスするとフェースはほんの少し開いています。
■打音・打感
打音は、ジオコースティックデザインが搭載されているためか、テーラーメイドにしては大き目の音が出ます。乾いた感じの音で、響きは抑えられています。打感はやや硬めです。
■弾道
ヘッドスピードを42~47ぐらいで打ってみました。基本的に弾道は上がってスピン量も抑えられますが、どちらかと言えば、ヘッドスピードが速い方がM2ドライバーは相性が良さそうです。
ボールのつかまりはそんなに感じられません。かといって右に出てしまう感じもないので、スライサーでなければ直進性もあり扱いやすいと思います。アドレスの際にフェースがやや開きますので、どちらかと言えば、ややフッカーの方がピタッとはまりそうです。
M2 ドライバー 2017年モデルの製品評価
<製品概要と評価>
テーラーメイドゴルフから発売されているM2 ドライバー2017年モデル。
1.タイガーも使用のM2ドライバー
M2ドライバーはタイガーウッズが復帰の際に握っていたことで話題にもなっているドライバー。タイガーウッズと言えば、ナイキと契約していたが、ナイキ社がゴルフ用品から撤退したことを受け、2017年からはテーラーメイドと用具の契約がスタートしている。2016年の段階でMSドライバーを手にしていることを考えると、既にこの段階で用具契約の道筋は立っていたのだろうと推測される。なお、ウェアについては引き続きNIKE社、ボールはブリヂストンとなっている。
2.M1とM2の違いは?
さて、タイガーウッズが使用ということで一段と脚光を浴びているM2ドライバー。M2モデルについて見ていこう。
このモデルはドライバー、フェアウェイウッド、レスキュー、アイアン、ウェッジまで揃っているため、一通りワンモデルで揃えることも可能となっている。
なお、このモデルはMシリーズに属しており、M1とM2とが存在する。メーカーの公式宣伝文句によると、M1は「すべたが、思い通り」、M2は「すべてが、パワフル」となっている。
この表現から察しが付く方も多いと思うが、M1の方は調整機能が備わっているため(Tトラック:フロントトラックとバックトラック)、ウェイトの位置をスライドさせることで、弾道調整が行える。
一方、M2の方は、ヘッド構造を工夫することで、体積はルール内に収めながらもフェース面積を7%拡大することに成功している。これにより寛容性がアップしている。詳しい特長については、以降で紹介していく。
3.M2ドライバーの特長
まず、M2ドライバーの特長として挙げられるのは、先にも述べたフェース面先の拡大だ。7%も拡大しているため、スイートエリアの大きさを重要視するゴルファーには嬉しいモデルと言える。ロフトの調整機能はあるものの、Tトラックに興味があるまたは従来モデルで重宝しているというゴルファーの場合は、M1という選択肢になってくる。
次に、M2ドライバーの大きなポイントとしては、スピードポケットが挙げられる。このM2ドライバー専用に設計された大型のスピードポケットが採用されており、これにより安定した飛距離がもたらされる。
<素材:製法>
ヘッド素材:6-4ti、グラファイト・コンポジット・クラウン
フェース素材:6-4ti
<スペック情報>
ロフト角 9.5 10.5 HL(12)
ヘッド体積(cm3) 460
ライ角( ゜) 58
長さ(インチ) 45.75
<標準シャフト>
シャフト名称 TM1-216
フレックス S SR R
クラブ重量(g) 297 292 290
シャフト重量(g) 52 47 45
トルク 4.5 4.8 5.1
バランス D3.5 D3
キックポイント 先中
<販売情報>
発売開始は2017年3月。