TS2 ドライバーのTSとは?Titelist Speedの略
タイトリストから2018年9月28日発売のTS2 ドライバー。新たなモデル名でリリースされたニュードライバーは、2018年後期の最も注目されているドライバーの一つとなっています。2018年前半はゼクシオの2年に1回のリニューアルによりゼクシオ10が投入され、キャロウェイがEPICの次のモデルとしてROGUEをリリースし、テーラーメイドからはM1、M2の後継モデルであるM3、M4が発表されました。
例年にない注目モデル目白押しの一年で、テーラーメイドのMシリーズが人気の強さを見せている感がありましたが、ここへきてタイトリストのニューモデルが注目されています。
まず、これまでと違った点として、タイトリストではこれまで915、917といった9シリーズの名称でしたが、今回は新たにTSという名称に変わっています。これはTiteist Speedの足ら文字を取ったもので、コンセプトがこめられています。
タイトリストの9シリーズというと、難しいという言葉が良く聞かれ、実際、プロツアーの要望に目を向けて開発されてきた印象があります。ところが今回のTS2ドライバー、TS3ドライバーは、開発コンセプトに「スピード」を掲げ、この1点を実現すべく様々な工夫が詰め込まれています。
気になるクラブの難易度についても、プロや業界関係者による試打の情報から、やさしくなったという評価が結構みられ、これまで917、915を避けてきたゴルファーにも試してみてもらいたいという声があります。
試打会も開催されているようですので、是非、タイトリストのT2ドライバーを試してみては如何でしょうか?
TS2 ドライバーの詳細スペック
タイトリストから2018年9月28日発売のTS2 ドライバー。TSはタイトリストスピードの略で、今回、新たに登場したTS2、TS3ドライバーは、ゴルファーのニーズに応えるべく、スピードにフォーカスして開発されたモデルだ。
TS2、TS3ドライバーは、クラウンが薄肉で軽量化されており、余剰重量は低く深い重心設計に資されている。形状面では、ストリームラインド シェイプが採用され、スイング中に生じる空気抵抗を20%軽減してくれるため、ヘッドスピードがその分アップする。
TS2ドライバーは、安心感と許容性を求めるゴルファー向けのモデルで、高く安定した弾道でまっすぐ大きく飛ばすことができる。
オリジナルシャフトは、Titleist Speeder 519 EVOLUTIONでフレックスは、R、SR、Sが用意されている。その他にも標準シャフトとして、Titleist KURO KAGE 50 (SR/S)、Tour AD VR-6 (S)、Speeder 661 EVOLUTION V (S)を選ぶこともできる。
<スペック情報>
ロフト角(°):8.5/9.5/10.5
ライ角(°):58.5
フレックス:R SR S
長さ:45.5インチ
ヘッド体積:460cc
クラブ重量(g):300 302 304
スイングウェイト:D2.0
シャフトトルク(°):5.0 4.8 4.6
キックポイント:先中調子
オリジナルシャフト:タイトリストスピーダー519エボリューション
<販売情報>
Titleist Speeder 519 EVOLUTION (R/SR/S):¥72,000 + 税
Titleist KURO KAGE 50 (SR/S):¥72,000 + 税
Tour AD VR-6 (S):¥89,000 + 税
Speeder 661 EVOLUTION V (S):¥89,000 + 税
TS2 ドライバー--タイトリスト
タイトリストから2018年後期に発売のTS2 ドライバー。Speedをテーマに開発されたドライバー。
<特徴と評価>
タイトリストの2018年後期のモデル、TS2、TS3ドライバー。タイトリスト内に立ち上げられた「タイトリスト スピード プロジェクト」にて、スピードをテーマにして開発されたドライバー。
彼らの言うスピードとは、スイングスピードではなく恐らくもう一つ先のボールスピードを指すのだろう。そのための工夫がTS2ドライバーにはいくつか込められている。メーカーからの詳細説明は別投稿の製品紹介を参照してもらうとして、特徴を挙げるとすると、実はこれが悩ましく、敢えて単調な言い方を許してもらえれば「総合力」と言える。テーラーメイドのM4のツイストフェース、キャロウェイのROGUEのJAIL BREAKといった、目新しさではなく、クラウンの軽量化、シェイプの工夫による空位抵抗の削減、フェースの部分肉厚設計と、ヘッドのあらゆるところにスピードアップのための工夫を取り入れているからだ。
TS2とTS3の違いとしては、TS2は許容性が高く、TS3はウェイト調整により重心調整ができる、これらが主な相違点となる。