テーラーメイドから2020年モデルとして発売のSIMシリーズ。ついにテーラーメイドも空力に踏み込んだということで、話題となっています。
Mシリーズではなく、新たに誕生したSIMの特徴である空力制御について取り上げます。
SIMは、Shape In Motionの略
新たなモデル名の「SIM」は、「Shape In Motion」の頭文字から来ています。意味は、「動きから生まれた形」だそうです。
▼こちらのSIMの全モデルを試打した動画にて、命名についても解説されています。
簡単に言うと、PINGやコブラゴルフが得意としているエアロダイナミックスです。スイング中の空気抵抗を抑える仕組みを、遂にテーラーメイドが搭載しました。
非対称ソールがスイング後半の空気抵抗を抑える
PINGではタービュレーターを搭載することで、スイング全般で空気抵抗を少なくしています。一方、テーラーメイドのSIMは、スイング全般ではなく、インパクトゾーンに着目しています。
スイング後半からインパクトまでは、最もヘッドスピードが求められますので、飛距離を求めるにはインパクト直前の時間帯のヘッドスピードがとても重要になります。
SIMのソール形状は、インパクトゾーンでの空気抵抗を抑えるため、ソールのウェイトにあたる突起物が、トゥ側に20°傾いた非対称形状となっています。
スイング軌道を考えると、ゴルファーを中心としたスイングプレーン上を回ってくるため、真っすぐヘッドが下りてくるわけではありません。
左右の非対称ソールは違和感がありそうですが、インパクトゾーンでのヘッドの軌道を考えると、実に理に適ったデザインに思えます。
貫通型のスピードポケットが復活
エアロダイナミクスではありませんが、もう一つSIMの特徴として触れておきたい点は、貫通型スピードポケットです。
スピードポケットはやはり貫通していた方が効果を発揮するのではという声も多かったようなので、市場の声が届いたのかもしれません。
実際に試打している方の感想でも、フェース下目でヒットした時の打ち出しの高さ、反発の良さについて触れられています。
テーラーメイドがエアロダイナミクスを取り入れたSIMは、2種類のドライバーが用意されていますので、興味がある方は試打されてみては如何でしょうか?
SIM関連の注目記事
⇒ テーラーメイド 2020年のSiM(シム)の全モデルを紹介!ドライバー・フェアウェイウッド・レスキュー・アイアン
⇒ テーラーメイド SIMドライバーの発売日が決定