テーラーメイドの2019年モデルのMシリーズが、ドライバー市場で注目を浴びています。その大きな理由の一つである新たなテクノロジー、スピードインジェクションについて取り上げます。
M5ドライバー/M6ドライバー!日本での発売モデルは?
一早く、アメリカのテーラーメイド社にて発表された
M5ドライバー、
M6ドライバーですが、アメリカと日本で差異があります。シャフトの違いがあるのはご存知の方と思いますが、モデルそのもののラインナップから違います。
アメリカでの発売モデルは、M5ドライバー、M5ツアードライバー、M6ドライバー、M6 D-TYPEドライバーの4種類です。そして、日本での発売モデルは、M5ドライバー、M5ツアードライバー、M6ドライバーの3種類となっています。
M6 D-TYPEドライバーの日本モデルは発売されない!?
前作のM4ドライバーでも同様だったように、今作のM6ドライバーでも、スライサー向けのドローバイアスモデル、M6 D-TYPEは日本での発売がありません。
アマチュアゴルファーの大半がスライサーと言われていますので、D-TYPEはかなり需要があると思われますが、何故か日本への投入は見送られています。
PINGのG410ドライバーでも、ノーマルタイプがウェイト調整機能付きで、もう一つのモデルがドローバイアスのSFTモデルとなっていますので、ドローモデルも人気だと思われますが、ツイストフェースでカバーできているという判断なのかもしれません。
M6ドライバーはつかまりが良いと評判!
M6 D-TYPEドライバーの日本モデルの発売こそないものの、アベレージ向けのM6ドライバーは、前作のM4ドライバーよりもつかまりが良いという声が聞かれます。M4で右に「抜けるな~」と感じていたゴルファーにとっては、今回のM6ドライバーはつかまりが良く、より直進性の高い弾道で飛ばせるかもしれません。
スピードインジェクションが生む最大反発
ここまで2019年のMシリーズについてモデルの概要に触れたところで、最大の特徴であるスピードインジェクションについて解説します。まずは、百聞は一見にしかず、こちらの動画をご覧ください。
ディザー動画でもありました通り、フェースの左右にある二つの穴は非常に気になります。これはクラブの製造段階でレジンという合成樹脂を注入するための穴です。
M5ドライバー、M6ドライバーが最大反発を持つ理由
今回のM5、M6ドライバーは、まず最初にルール限界を超える反発を持つヘッドが製造されます。従来まではルール限界以下でギリギリを目指して製造されていましたので、全く新たで画期的な手法です。
ルール限界値を超えたヘッドは、反発性能の測定が行われ、フェース全面の穴からレジンを注入することで、反発性能をルール限界値まで下げるチューニング作業が行われます。
この工程で製造することにより、ルールギリギリに近づいたものではなく、ルール限界値の反発性能を持つヘッドが仕上がります。
画期的な手法により最大反発を持ったM5ドライバー、M6ドライバー。ボール初速をアップして飛距離を伸ばしたい方は、是非、検討してみてはいかがでしょうか?