ゼクシオの2020年のモデルから、11代目となる「ゼクシオイレブンドライバー（XXIO 11）」が発売となっています。
そして、今回の注目点の一つとして、しっかり振り抜きたい人向けに、「ゼクシオX（エックス）ドライバー」が追加されています。
新たなモデルが追加となることで、ゼクシオのレギュラーモデル、そして、アスリート向けのスリクソンのドライバーとどのような関係・位置づけになるのか、各モデルを比較してみたいと思います。
ゼクシオX（エックス）がターゲットとするゴルファーは？
ダンロップはゼクシオとスリクソンの２つのブランドにより、アベレージ向けとアスリート向けの製品を明確に分けてきました。
これは分かりやすいブランド区分ではありますが、ゼクシオはシニアや初心者を主軸としているため、体力のあるシニアや若いゴルファーからは「軽い」「柔らかい」といった物足りなさが感じられます。
ゼクシオに物足りなさを感じるゴルファー層は、アベレージゴルファーのど真ん中とも言えます。今回、2020年モデルで新しく登場させたゼクシオX（エックス）は、まさにアベレージ向けのど真ん中のモデルとなります。
スリクソンのクラブもアベレージゴルファーで使われている
スリクソンに目を向けると、近年はモデルの種類は減っているものの、アスリート向けモデルとして2種類のヘッドがリリースされています。そして、やさしい方とされるスリクソンZ585ドライバーは、アベレージゴルファーでも使用される方もいます。
ドライバ―は、ゼクシオ2020年モデルで2種類、スリクソンで2種類となります。改めて、対象ゴルファーを考えてみましょう。
ゼクシオイレブン、ゼクシオX（エックス）、スリクソンZ585、スリクソンZ785ドライバ―のターゲットゴルファー
ゼクシオイレブン（XXIO 11）ドライバーは、初心者・シニア向け
ゼクシオイレブンドライバーは、やや重量アップしたものの、一般的なアベレージ向けドライバーと比べると、10～20g軽量です。
シャフトもしなりを生かして飛ばすタイプのゴルファーに向いています。
対象ゴルファーとしては、シニア、ヘッドスピードが遅めのアベレージゴルファー、初心者ゴルファーにおすすめです。
ゼクシオX（エックス）ドライバーは、ど真ん中のアベレージゴルファー・シニアアスリート向け
従来のゼクシオでは、しっかり目のシャフトを装着したMiyazakiモデルがありました。2020年モデルからはヘッドも専用に作られ、打音・打感も対象ゴルファーの好みに合わせたモデルとなっています。
ゼクシオの説明では、「しっかり振り切りたいゴルファー」向けとされています。ゼクシオX（エックス）をセミアスリート向けとされる向きもありますが、ヘッド性能はかなりやさしめになっていますので、ど真ん中のアベレージゴルファーを主軸として、セミアスリートまでがおすすめです。
スリクソンZ585ドライバーは、セミアスリート・アスリート向け
スリクソンはアスリート向けの憧れブランドではありますが、近年、やさしい方向にシフトしてきています。Z585ドライバーは、ボールのつかまりにも配慮されていて、セミアスリート・中級者に適したモデルです。
上達を目指すゴルファーにとっては、ミスを許容する性能よりも、反応が手に伝わってくるクラブの方が、使い応えがあり好まれています。
スリクソンZ785ドライバーは、アスリート向け
スリクソンのZ785ドライバ―は、Z585とヘッド体積が同じですが、操作性が高く、よりスピンが抑えられ、上級者向けのドライバーです。
特に、インテンショナルナショットを求める方は、オートマチック性が最も排除されているZ785ドライバ―がおすすめです。
2018年モデルのスリクソンのドライバーは、2つとも460ccとなっています。大型ヘッドが苦手、小ぶりなヘッドが好みという方は、一世代前のZ765ドライバ―（445cc）や二世代前のZ945ドライバー（400cc）といった選択肢もあります。
