ドライバーは毎年、色々なタイプのモデルが発売されています。基本的には、アスリート向けかアベレージ向けかに大別され、弾道の高さ、ボールのつかまり、直進性などに違いがあります。
本記事ではアスリートに多いハードヒッター向けのドライバーについて、おすすめのモデルを紹介します。なお、取り上げるモデルは、2019年後期から発売されている2020年モデルの中から厳選します。
ハードヒッターとは
ゴルファーのタイプは色々な視点で分類されます。ハードヒッターはボールの飛ばし方の分類の一つで、対とされるのはスインガーです。
この二つに正式な定義はないようですが、一般的には、ボールを強く叩いて飛ばすタイプのゴルファーがハードヒッター、ゆったりとした回転により遠心力で飛ばすタイプのゴルファーがスインガー、というように使い分けられていると思います。
とは言え、ハードヒッターも遠心力を意識してスイングしているわけではないので、明確に分かれるわけではなく、どちらの要素が強いか、どちらの意識が強いかという意味合いがしっくりくるように思います。
この2つはヘッドスピードの違いで大括りで分けているケースもあるようです。
ハードヒッター向けのドライバーの特徴
強く叩いて飛ばすタイプのゴルファーをハードヒッターとした場合、ヘッドスピードが速いゴルファーとなります。
その場合、ドライバーショットで嫌がる要素は大きく3つ挙げられます。左へのミスが出やすいこと、打ち出しが高いこと、スピン量が多く吹け上がってしまうことです。
つまり、ハードヒッター向けのドライバーは、フェード仕様またはドロー仕様すぎず、低重心過ぎず、深重心過ぎないものとなります。
その他に、ハードヒッターが概ね上級者であることから、操作性の高いディープでこぶりなヘッドが多くなっています。
ハードヒッター向けのドライバー3本
テーラーメイド SIMドライバー
テーラーメイドの新シリーズ、SIMのアスリート向けドライバーです。前作のM5ドライバーも中・上級者に人気のモデルでしたが、後継のSIMドライバーは振りやすく、飛距離が出ると評価されています。
M5に使い慣れているプロゴルファーの方も、SIMドライバーを評価されています。特に、上級者の方は純正シャフトの評価に辛口なことが多いですが、SIMドライバーの純正シャフト、TENSEI SILVER TM50の評価が高いです。
⇒SIMドライバー
キャロウェイ MAVRIKサブゼロドライバー
キャロウェイのサブゼロモデルは、ソールの後方だけでなく前方にもウェイトがあり、浅重心で低スピン性能に優れています。
打ち出しも低く抑えられていますので、逆に言えば相応のヘッドスピードがないと扱いが難しいモデルです。
過去のGBB EPIC、ROGUE、EPIC FLASHも含めて、サブゼロはツアープロに多く利用されている点からも、上級者に評価されている様子が伺えます。
MAVRIKはどこで捉えてもセンターに飛ぶのがセールスポイントのようですが、芯を捉えた時の飛びは他メーカーを圧倒するものがあります。
⇒MAVRIKサブゼロドライバー
テーラーメイド SIM MAXドライバー
テーラーメイドのSIMシリーズから2本のドライバーが発売されています。こちらのSIM MAXドライバーはM6ドライバーの後継モデルに位置づけられていて、アベレージ向けモデルと言われていますが、アスリートにも適したドライバーです。
SIMドライバーよりも弾道がやや高めで、ソールの可動式ウェイトが無い点が多きな違いです。低スピン性能と弾道の直進性に優れていますので、SIMドライバーでは弾道が上がらな過ぎるという方は、こちらのSIM MAXドライバーがおすすめです。
⇒SIM MAXドライバー