テーラーメイドのSIM、キャロウェイのMAVRIK、両モデルのドライバーについて、どのような特徴と違いがあるか、youtube試打者たちの評価・感想を取り上げます。
2020年の2大ブランドのモデルは、SIMとMAVRIK
新しい年を向けると、海外２大ブランドのテーラーメイド、キャロウェイが、それぞれニューモデルを発売しますので、ゴルフ業界が一気に活気付きます。
特に最近はSNSやyoutubeを絡めた情報のチラ見せで、発売前から注目を惹きつけていて、ゴルファーの期待感も高まっているのが特徴的です。
テーラーメイドは従来のMシリーズを終え、新たにSIMシリーズを発売、キャロウェイは2年前のROGUEの後継となるMAVRIKを発売となっています。
SIMとMAVRIKの共通点
SIMとMAVRIKですが、モデルの詳細が発表されてみると、偶然か必然か、幾つかの共通点が見えてきました。
空力を積極的に取り入れている
SIMもMAVRIKも今回のモデルでは空力を取り入れていて、空気抵抗が抑えられるヘッドシェイプが採用されています。
ただし、エアロの着眼点は異なっていて、SIMはヘッドスピードが最も速くなるハーフウェイダウンからインパクトまでにフォーカスして、空気抵抗が抑えられる形状を作り出しています。MAIVRIKは特定のスイングエリアではなく前面からの気流を最小限に抑える形状と思われます。
MAXという名称
どちらのモデルもSIM MAXドライバー、MAVRIK MAXドライバーというモデルがあります。これはPINGのG400MAXドライバーに影響されたネーミングではないかという声が多いようです。
PINGのMAXはヘッド体積が実際に大きいため、ネーミングとスペックが一致しますが、SIMとMAVRIKはスタンダードモデルが既に460ccですので、ヘッド体積は同じです（MAVRIK サブゼロはややこぶり）。
SIM 2本とMAVRIK 3本の打ち比べ
SIMシリーズ
・どちらも球が上がりやすく、直進性が高い。
・SIMドライバーは打音が高く、スピン量が抑えられる。
・SIM MAXドライバーはフック・ドローが出やすい。
MAVRIKシリーズ
・EPIC FLASHよりも打音は静かめ。
・打点をずらしても、飛距離ロスが少なく、音も殆ど変わらない。
・MAVRIK MAXはドローの弾道が出る。上に向かって弾いてくれて、やさしい。
・ヘッドスピードが速い人は、低スピンはMAVRIKサブゼロが良い。
・打音はMAVRIKサブゼロが一番高い。
動画でのまとめ
SIMは飛距離性能が高く、バックウェイトのおかげでヘッドの重みを感じやすい
オフセンターヒットに強く、飛距離のロスも他のクラブに比べて少ない
SIMとMAVRIKを試打
SIMドライバー
・打音が抑えられていて、打感が良い。
・スイートスポットが広いためか、何処に当たっているかは分かり辛い。
SIM MAXドライバー
・ヘッドの座りが良く、初代のM2に似ている。
・SIMドライバーと比べると、打った時に当たり負けする感じがある。
・ヘッドスピードが速くない人向け。
・打ち出しは高く、やさしい。
MAVRIKドライバー
・SIMよりも弾いてる感じがある。
・スピンがかなり抑えられるので、スピン量が多めの人に良い。
MAVRIKサブゼロドライバー
・ノーマルモデルよりもサブゼロの方が打感がソフト。
・球離れが遅い感じがする。
・スピン量が安定している。
動画でのまとめ
・飛距離で考えるとMAVRIKサブゼロがおすすめ。
・SIMドライバーは、打感・打音・顔が良い。
