テーラーメイドの「SIM」は2020年に誕生した新シリーズです。従来のMシリーズと同じく、「SIM」も2種類のフェアウェイウッドが発売されています。
一つは大きなフェースでやさしく飛ばせるSIM MAXフェアウェイウッド、もう一つはアスリート向けで強い弾道が出るSIMフェアウェイウッドです。
本記事で取り上げるSIMフェアウェイウッドは、形状に加えて、ソールやフェースの素材にも特徴があるモデルです。
SIMフェアウェイウッドの試打動画
SIMとSIM MAXフェアウェイウッドの3番を試打
ドライバーで当り損ねたぐらい飛ぶ。
M5フェアウェイウッドよりも座りが良く、抜けが良い。
ヘッドが大きくなったと言われるが、ティーショットで打つには調度良い。
SIMとSIM MAXフェアウェイウッドの5番を試打
構えた感じは、ヘッドが後方に長く、フェースは丸みがある。
打感は硬め。
SIMとSIM MAXを比べると、SIMの方がフェースが出ていて拾いやすく感じるが、打ちやすいのはSIM MAX。
SIMフェアウェイウッドの特徴
Vスチールソールが復活
https://www.taylormadegolf.jp/taylormade-SIM-all-series/SIM-%E3%83%95%E3%82%A7%E3%82%A2%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%82%A4%E3%82%A6%E3%83%83%E3%83%89/DW-KY230-JP.html
SIMフェアウェイウッドのソールには、かつての銘器「Vスチール」のV字型ソールが搭載されています。
この独特な形状を取ることで、インパクトの際の芝との接地面積が抑えられます。振り抜けが良く、ラフからでも安心して扱いやすくなっています。
低重心設計
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Vスチールソールのプレートは重量が80gあり、さらにクラウンには軽量なカーボン素材が用いられています。
低重心設計に拘った構造になっていて、高弾道で飛ばしやすくなっています。
貫通型のスピードポケット・ツイストフェースを搭載し、ミスに強い
フェースは、前作と同じくツイストフェースが搭載され、ソールには貫通型のスピードポケットが搭載されています。
どちらもオフセンターヒット時の寛容性を高めてくれます。特に、スピードポケットはソールにスリットが設けられた独特な構造で、フェース下目で捉えてしまった際の飛距離ロスを抑えてくれます。
ロフト角の調整機能を搭載
SIMフェアウェイウッドは、ネックに可変スリーブが採用され、ロフト角・ライ角の調整機能が搭載されています。
なお、Mシリーズのアスリート向けモデルでは、ドロー・フェードのウェイト調整機能が搭載されていましたが、SIMフェアウェイウッドには搭載されていません。
左右の調整機能はなくなりましたが、Vスチールによる抜けの良さ、低重心による上がりやすさ、スピードポケットによるミスへの寛容性が備わっていますので、総合的には恩恵を受ける要素が増えていると考えて良いでしょう。
SIMフェアウェイウッドのスペック
・番手:3、5
・ロフト角:15、19°
・ライ角:56.5、57°
・ヘッド体積:180、155cc
・標準シャフト:TENSEI SILVER TM50
・長さ:43.25、42.25インチ
SIMフェアウェイウッドのシャフト選択
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公式サイトでは4種類のシャフトが紹介されています。アスリート向けモデルでは、標準シャフトに物足りなさを感じる声が良く聞かれますが、TENSEI SILVER TM50はしっかりしていて中・上級者でも使いやすく、評価が高いシャフトです。
・TENSEI SILVER TM50(S/SR/R)
・Tour AD XC-6(S)
・Speeder 661 EVOLUTION VI(S)
・Diamana ZF60(S)