タイトリストのTS1ドライバーは、軽量ドライバーとして注目されているモデルです。

古くからタイトリストを知っている方にとっては、まさかの１シリーズのリリースに驚かれた方も多かったと思います。

■外観・ヘッド形状
タイトリストの1シリーズということで、ご存知の方は緊張感がありますが、TS1ドライバーは光沢のあるブラックで、外ブラらしく外観がとても格好いいです。

アドレスしてみると、ROGUEを思わせるようなシャローバックで、重心の深さ・低さが感じられます。

■弾道の高さ
弾道は中～高といったあたりで、上がりやすいです。ヘッドスピードは35～40m/sぐらいの人に適していると思います。42、3になると、人によってはやや吹けてしまうかもしれません。

■弾道の方向性
オフセンターヒット時でも真っすぐ飛びやすいです。ウェイトが後方に装着されていて、ヘッド形状自体も奥深いので、大きな慣性モーメントでばっちりミスを許してくれます。

直進性・寛容性がとても高く、スピン量も適度に抑え込んでくれますので、性能がとても高いヘッドです。シャフトが柔らかい、あばれると感じる方は、VGシリーズ、91系とスリーブの互換性があるようですので、変えてみるのも面白い選択です。

■振り心地
クラブ重量は275gとタイトリストとは思えない軽量モデルですが、振ってみると軽すぎて、へなっとする感じがないのが印象的でした。

試打してみてさらに軽さを求めたい方は、エアスピ―ダーを選択することもできますので、3gほど軽くなります。

※左用は10.5°のみ ※9.5°はTitleist Diamana 50のみストックモデル。その他はカスタムモデル
※12.5°はカスタムモデルのみ
(参照：https://www.titleist.co.jp/golf-clubs/drivers/ts1/)

(出典 https://www.titleist.co.jp/surefit/)
タイトリストのTSシリーズのドライバーは、ホーゼルの部分にロフト角・ライ角が調整できる「SURE FIT ホーゼル」が搭載されています。

■SURE FIT ホーゼルの構造
SURE FIT ホーゼルはスリーブとリングから構成されています。それぞれ4つのセッティングが可能で、合計で４×４＝１６通りのセッティングが可能です。

■SURE FIT ホーゼルの調節
スリーブには1、2、3、4、リングにはA、B、C、Dの刻印があり、この組み合わせによりロフト角・ライ角が16通りに設定できます。
ロフト角・ライ角共に－0.75/±0/＋0.75/＋1.5°に変更できます。

■SURE FIT ホーゼルの互換性
917、915、913、910、VG3(2018/2016/2014)のホーゼル付きシャフトと互換性があるとされています(下記引用ページで最新情報をご確認下さい)。
(引用：https://www.titleist.co.jp/sure-fit_chart/)

軽量でやさしさ重視のTS1ドライバーは、標準シャフトが2種類用意されています。より軽いクラブを好む場合は、エアスピーダーを選択することで全体の重量を下げることができます。なお、ディアマナはR、SR、Sの3スペックありますが、エアスピーダーはRとSRの2スペックとなっています。

■Titleist Diamana 50
硬さ：R/SR/S
重量：46g/48g/50g
トルク：5.7°/5.6°/5.5°
キックポイント：先中調子

■Titleist AiR Speeder
硬さ：R/SR
重量：43g/45g
トルク：5.0°/4.8°
キックポイント：先中調子

■TS1ドライバーのスペック
・ロフト角：9.5/10.5/12.5°
・ライ角：59.5°
・ヘッドサイズ：460cc
・クラブ長さ：45.75インチ
（※クラブ重量は275g：スペックにより異なる）

■TS1ドライバーの発売日・発売価格
TS1ドライバーの発売日は、TS4ドライバーと同日の2019年7月5日が予定されています。
発売価格は、Titleist Diamana 50、Titleist AiR Speederを装着したモデルで、共に72,000円＋税です。

TSシリーズに新たに追加となったTS1ドライバー。ブランド名に添えられた数字が一番小さいのは、一番優しいモデルであることを表しています。
ヘッド形状は丸形のシャローで、アドレスすると安心感のある形状です。ヘッドの特徴としては、つかまりがよく、ボールが上がりやすいドライバーです。