ゼクシオは2年毎にリニューアルを繰り返しますが、その合間に発売されるモデルもあり、2019年のアイアンは注目されています。

とにかく真っすぐ・遠くに飛ばしたいというニーズを持ったゴルファー向けのアイアンで、ストロングロフトのディスタンス系です。

■構えてみた感想
クラブ全体の印象として、キャビティーの分厚さが一番目を引かれるところです。ここまで厚いと、打点のブレを幅広く許してくれそうですし、なによりダフりの心配が消え去ります。アドレス時にトップラインの後ろにソールがはみ出して見えるのが、通常のアイアンと違うところです。

■打感について
ゼクシオクロスアイアンは、その前のレギュラーモデルのアイアンよりもチタンフェースが薄くなっています。ゼクシオにしては思い切った設計のアイアンのため、痛いほどの弾きかと覚悟していましたが、ゼクシオ10アイアンと同じような打感でした。弾くけど仄かな心地良さがあります。

■弾道・飛びについて
7番アイアンでロフト角25°ですから、強烈なストロングロフトです。番手を番手数で語るのか、ロフトで判断するのか、議論がありそうですが、実際に使ってみると、6、7番ぐらいの感じで使えます。飛びはどこかで聞いたフレーズですが、2番上ですね。
高さも低重心とシャフトのしなりもどりで思っていた以上に出てくれますので、アイアンとしてしっかりつかえますし、飛距離アップにもつながっています。

構えてみた感想のところで触れましたが、ソールがかなり分厚いので、払いうちでシャフトをしならせてゆったり振るタイプに適したアイアンです。

飛び系アイアンとして発売のゼクシオクロスアイアン。7番アイアンでゼクシオ10と比べると4度立っているストロングロフト設計となっています。ロフトが立つことで飛距離性能が上がりますが、下の番手の飛距離レンジに隙間が生じることとなります。

そこでゼクシオクロスアイアンで新たに用意された番手がDWです。DWはDual Wedge（デュアルウエッジ）の略で、AWとSWの間の番手です。ゼクシオクロスアイアンでは、AWが43度、DWが49度、SWが56度となり、100ヤード以内の距離の隙間を新たな番手が埋めてくれます。

シャフトMH1000カーボン装着時のリアルロフト表示。
新溝ルール適合アイアン。上記数値は標準グリップ装着時の数値です。個体差により若干数値が変わることがあります。
(出典：https://store.shopping.yahoo.co.jp/studiodesign72/dpir1001.html)

飛距離性能と直進性に優れたXXIOクロスアイアン。フェースはゼクシオ史上で最も薄い2mm。ゼクシオ10アイアンの2.25mmと比較してもかなりの極薄フェースを達成。

さらに、フェース内側にはスピードグルーブ（溝）が施され、弾いて撓んで飛ばすことができる！