スリクソンのＺ８５アイアンは、Ｚ５８５、Ｚ７８５アイアンの2種類で、Ｚ９８５はリリースされませんでした。ドライバーの方では既にＺ９６５がリリースされていませんでしたので、アイアンでも予想されていましたが、マッスルバックが無くなったのは寂しさというより全体の傾向のようにも思います。

■Ｚ５８５アイアンは、ややグースネック
Ｚ５８５アイアンを構えてみると、すこしグースがありますので、つかまりをやや意識したモデルであることを感じ取ることができます。Ｚ７８５よりもキャビティーもソールもしっかりしていますので、アベレージとアスリートの中間ぐらい、セミアスリートに程よいアイアンです。

■Ｖ字ソールは前作よりも緩やか
ソール形状は前後にバンスがあるＶ字型のソールです。ソールの厚みも程よくありますので、Ｚ７８５よりも抜けが良い形状になっています。払い打ちぎみの方はＺ７８５よりもＺ５８５の方が向いています。

■球はつかまって上がりやすい
ややグースがあるためか、基本的にボールはつかまりやすいです。球の高さも十分に出ますし、アスリート向けと呼ばれる中では直進性が高く、飛距離が出ます。操作して使いたいという方や、打感を求める方には、やや物足りなさがあるかもしれません。
ストロングロフトでは飛びすぎて違和感のあるアベレージゴルファー、アスリート向けアイアンを使ってみたいと考えているゴルファーにおすすめです。