ゴルフの技術が向上してくると、面白さもぐっと増してきます。それと同時に道具への拘りも増してきます。
最初はウッド、とりわけドライバーに注目する方が多いですが、中級者になってくると、繊細さが求められよりグリーンの近くで扱うアイアンの方に拘りが出始める頃ではないでしょうか?そこで、本記事では初心者でも上級者でもなく、中級者にフォーカスしておすすめのアイアンをご紹介します。
ゴルフの中級者とはどれぐらいなの?
中級者向けのアイアンをご紹介するにあたって、まず、中級者とはどのぐらいのゴルファーのことを指すのか確認してみましょう。
あらためて中級者について調べてみると正式・公式な定義はないようです。そこで、色々なゴルフ系サイトや書き込みから平均的なところを探ってみますと、どこでも同じような解釈で、大凡、以下のような区分けになるようです。
・上級者:安定的にスコア80以下。シングル以上。
・中級者:安定的に100切りのスコアで、80~100の間。
・初心者:100がなかなか切れない。
中級者はボギーペース、つまり72+18=90前後。初心者はダブルボギーペース以上、つまり72+36=108以上、といった解釈もありました。
100はほぼ毎回切れるし、平均的に90ぐらいであれば、ど真ん中の中級者といって良さそうです。
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中級者向けのアイアン
ゴルフクラブはシニア向け・初心者向け・アスリート向けといった区分けはよく見かけますが、中級者のみをターゲットとして明示しているモデルは極めて少ないのが現状です。
特にアイアンでは上級者向けのマッスルバッグの場合、操作性が求められフェースが小さくスイートスポットも小さくなり、難易度がぐっと上がります。とはいえ、プロモデルの中でも中級者が扱いやすいようなモデルもありますので、特徴を踏まえながら中級者におすすめしたいアイアンをご紹介します。
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テーラーメイド M2アイアン
飛距離を重要視する中級者ゴルファーにおすすめのアイアンは、
テーラーメイド M2アイアンです。
テーラーメイドのMシリーズは、M1とM2の2ラインナップとなっています。両者の5番アイアンのロフト角を比べてみますと、M1が23°と一般的かやや立っているのに対して、M2では21.5°と明確なストロングロフトとなっています。
この点から、M2は製品開発者が飛距離に拘った設計を施していることが伝わってきます。
https://www.taylormadegolf.jp/TaylorMade/M2-Irons/DW-ST396.html
そして、テーラーメイドと言えばスピードポケットです。ソールのスピードポケットとフェース面のフェーススロットが施されていますので、打点のブレによるミスをカバーしてくれます。
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テーラーメイド M2アイアン
スリクソン Z765 アイアン
競技志向・ハードヒッター向けのイメージが強いスリクソンですが、Z-65シリーズは、Z565、Z765、Z965の3ラインナップが用意されています。
数字が大きくなるほど上級者向けになっています。今回、中級者向けアイアンということでおすすめしたいモデルは真中の
スリクソンZ765アイアンです。
フェースバックを見ると数字が上がるに従って、徐々にマッスルバックに変わっていく様子が見て取れます。Z765まではキャビディ構造になっていますので、ミスの許容度が高い点が安心できますし、軟鉄ならではのやわらかい打感を感じることができます。
スリクソン Z765 アイアンは、マッスルバックにするのは不安がある、でも操作性や打感は欲しいといったゴルファーにおすすめです。
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スリクソンZ765アイアン
キャロウェイ APEX PRO アイアン
モデル名に「プロ」と付いていると中級者は手控えてしまいがちですが、
キャロウェイ APEX PRO アイアンは、中級者でも扱いやすいアイアンとなっています。
360度カップフェースが採用されているため、飛距離性能が高く、オフセンターヒット時でも飛距離のバラツキが出にくくなっています。
構えた時にややグースがあるためイメージ通りの飛距離を出しやすく、つかまる感覚を重視する・グースネックに慣れているというゴルファーにはおすすめです。
http://www.callawaygolf.jp/
また、3~5番のロングアイアンでは、ウェイトホールにタングステンが内蔵されていて低重心の設計となっています。ロングアイアンではボールを上げて高弾道でターゲットを狙いたいというゴルファーには、適したモデルと言えます。
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キャロウェイ APEX PRO アイアン
アイアンの難易度が合わない場合の目安
クラブの難易度が上がり、自分に合っているかどうかは、飛距離に顕著に表れることがあります。各番手で想定されている飛距離が出なかったり、番手間の飛距離の差が短すぎたりといった症状です。
飛距離についてはヘッドスピードにもよるため一概には言いにくい面がありますが、大凡、5番アイアンで160~170ヤードぐらいの飛距離が目安になると思います。また、番手間の飛距離間隔については、10ヤード以下になってしまう場合は、上手に使いこなせていないか合っていない可能性があります。
アイアンを選ぶ際には、こういった飛距離の指標も参考にしてみてください。
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アイアンの選び方