ゴルフクラブの中でゴルファーが一番苦手とするクラブとして、ゴルフ雑誌などでフェアウェイウッドが良く取り上げられます。ゴルフクラブは長ければ長いほど難易度が上がりますが、筆者の周りでも最も長いドライバーではなくフェアウェイウッドを苦手だと言う声をよく耳にします。
そもそもフェアウェイウッドとはどんなクラブ?
フェアウェイウッドが苦手な人におすすめのモデルを紹介していく前に、フェアウェイウッドとはいったいどんなクラブなのかおさらいしてみましょう。「知ってる!」という方は読み飛ばして、次の章に進んでください。
フェアウェイウッドは名前が示す通り「フェアウェイから打つウッド」です。同じウッドでもドライバーは大きく飛ばすのに対して、フェアウェイウッドは番手が幾つかに分かれていて距離を合わせるために使います。
同じく距離を合わせるアイアンとの違いとしては、アイアンはロフト角が大きくボールを高く上げてターゲット地点に落としますが、フェアウェイウッドはロフト角が小さく転がして運びます。また、状況の違いからも、フェアウェイではフェアウェイウッドを、ラフに入った場合にはアイアンという具合に使い分けます。
フェアウェイウッドが苦手な理由が分かれば適したモデルが見つかる!
フェアウェイウッドが苦手と一口に言っても、苦手な理由はゴルファーにより異なります。ドライバーやアイアンと形状や使用するシーンが違うため、フェアウェイウッド特有の理由があります。以降ではフェアウェイウッドを苦手とする理由やポイント別におすすめのモデルを取り上げます。
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一番多い悩みは、クラブが長い!
フェアウェイウッドを苦手とする理由で最も多いのは「クラブが長い」です。大凡クラブの長さは、ドライバーが45~46インチ、フェアウェイウッドの3番では43~43.5インチ、アイアンの7番では37インチぐらいですから、フェアウェイウッドの3番はかなり長いクラブと言えます。
フェアウェイウッドの長さが苦手という方に、3番で43インチ未満のモデルをご紹介します。
キャロウェイ スチールXRフェアウェイウッド
キャロキャロウェイ スチールヘッド XRは、「ドライバーより飛ぶ」という噂も出るほど人気を博した「スチールヘッド」と、現在の「XRシリーズ」が融合したモデルで、「フェアウェイウッドに苦手意識を持つゴルファーのために開発」されています。
3番ウッド、5番ウッドで従来モデルよりも0.5インチ短くなっているため、安心感があり、振りやすく、ミート率アップへとつながります。
W#3は43から42.5インチへ、W#5は42.5から42インチへと、各番手、通常よりクラブ長さを約0.5インチ短くしたことでミート率が向上し、ミスヒットを軽減。構えたときの安心感もアップ!
http://news.callawaygolf.jp/special/steelhead-xr-fw/
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キャロウェイ スチールXRフェアウェイウッド
本間ゴルフ TW737 フェアウェイウッド
次にご紹介するモデルは、本間ゴルフから発売されている
TW737 フェアウェイウッドです。
TW737シリーズは
737FWと
737FWcの2種類があり、737FWはヘッド体積が大きく安心感のあるモデル、737FWcはプロのリクエストから生まれた小型ヘッドで操作性の高いモデルとなっています。
http://www.honmagolf.co.jp/jp/item/club/fairway_tw_737.html
どちらも3番ウッドで42.75インチと長さが短いため、安心して振りやすいモデルとなっています。
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本間ゴルフ TW737 フェアウェイウッド
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ダフリが怖い!
フェアウェイウッドはドライバーと違って芝の上から打つシーンが多いクラブです。フェアウェイの上でティーアップされていない、芝が長いといった状況でダフったり上手く振り抜けないというケースも苦手要因として挙げられます。
本来、フェアウェイウッドはソールを滑らせて打つようにデザインされているクラブですが、更にソールの滑りの良さに拘ったモデルをご紹介します。
プロギア RSフェアウェイ
プロギアのRSシリーズから発売されている
RSフェアウェイウッド。抜けの良さを向上させるNEWスライディングソールが搭載されています。
https://www.prgr-golf.com/product/fairwaywood/new16-rs-fw.html
ソールがトゥヒール、フェースバック方向にラウンドが付けられており、さらにソールバックにも段差が施されていて、芝との接地面積が少なく、抜けの良さを意識したフォルム設計になっています。
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RSフェアウェイウッド
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アダムスゴルフ タイトライズ
アダムスゴルフの少し前のモデルから、
タイトライズをご紹介します。こちらのモデルはソールデザインが3面設計となっているのが特徴的です。
http://adamsgolf.jp/products/fairwaywood/tightlies/
これにより地面との設置面積が少なくなるため、ソールの抜けが良くなっています。
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タイトライズ フェアウェイウッド
球が上がらない
芝の上に置かれた球をウッドで打つとなかなか上がらないという方に、球があがりやすいフェアウェイウッドをご紹介します。
PING G400 フェアウェイウッド
ピンゴルフジャパンから発売されている
G400 フェアウェイウッドです。高弾道で飛ばす仕組みとして、クラウンが25%薄く設計されているため重心位置が17%下がっています。さらにリーディングエッジを地面の極限にまで近づけて(下げて)いるため、打点が約12%高くなります。
http://clubping.jp/product/product2016_f.html
楽に球を上げることができる工夫が凝らされていますので、弾道の低さに悩んでいるゴルファーにはお勧めのモデルです。
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G400 フェアウェイウッド
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