テーラーメイドのPシリーズアイアンから、新たにP・7MBアイアン、P・7MCアイアンの2種類がUSサイトに掲載されました。
ロリー・マキロイのキャディバッグなどで存在が確認されていましたが、公式サイトに掲載されたことで、市販モデルでもあることが確認されました。
Pシリーズアイアン
https://www.taylormadegolf.com/P7MB-Irons/DW-TA162.html
P・7MBアイアンとP・7MCアイアンの2種が掲載されたのは、日本の公式サイトではなく、USの公式サイトです。
これにより、PシリーズアイアンのUSでの現行モデルは、P7TW、P7MB、P7MC、P770、P790、P790TIの6種類のラインナップとなっています。
P・7MBアイアンとP・7MCアイアンの位置づけ
新たに追加となったP・7MBとP・7MCですが、P7TWとP770の間に掲載されています。
飛距離性能の評価を見ますと、P・7TWとP・7MBが3、P・7MCが3.5、P770が４、P790が4.5、P790TIが5となっています。ざっくりと分けると、先ほどの写真の並び順で、左にあるほど難しく、右にあるほどやさしいアイアンと言えそうです。
そして、ネーミングの感じからも、P・7TW、P・7MB、P・7MCとP770、P790、P790TIの間に境界線が感じられまして、実際に搭載されているテクノロジーにも顕著な違いがあります。
P770、P790、P790TIには、中空構造、スピードポケット、スピードフォームといった構造やテクノロジーが採用されていますが、P・7TW、P・7MB、P・7MCには採用されていません。
P・7MBアイアン
P・7MBアイアンは軟鉄鍛造の薄めのブレードで、きれいなマッスルバッグのアイアンです。
ストレートネックで、フェースも薄めでコンパクトに仕上がっていますので、操作性を求める上級者に好まれる形状となっています。
ソールも薄めで後ろが持ち上がっていますので、ダウンブローに打ち込んで行くタイプの方が使いやすそうな形状となっています。
P・7MCアイアン
P・7MCアイアンは同様に軟鉄鍛造で、キャビティーバック形状が採用されています。
ツアープロに使用されているアイアンですので、外周部が肉厚でポケットキャビティーがあるタイプではなく、ハーフキャビティーです。
こちらもほぼストレートネックですが、P・7MBアイアンと比べると、ややオフセットが取られていて、ほんの少しだけボールのつかまりを持たせた形状となっています。
横から見るとキャビティー構造を感じさせない軽やかさがあり、ソールも薄めに仕上がっています。P・7MBと比べるとやや座りの良い安定感のある形状となっています。
打ち出しはP・7MCの方が高いとされていますので、このあたりのキャビティーによるソールの重量感から、低重心でボールが上がりやすくなっているようです。
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