テーラーメイドから発売のステルスアイアン。
アスリート向けのPシリーズアイアンとは異なり、アベレージゴルファーがコアユーザーとなるモデルです。
これまでのSIM・SIM2シリーズと比べると、構造面で新たなテクノロジーが取り入れられ、デザインも大幅に変わりシャープになっています。
ステルスアイアンの特徴
トゥ側金属を取り除いたトゥラップ・テクノロジー
https://www.taylormadegolf.jp/taylormade-clubs/%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%AB%E3%82%B9-%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%82%A2%E3%83%B3/DW-JJC54.html
これまでのM・SIM系からステルスに変わり、アイアンはボディ構造に大幅な変更が加えられています。
バックフェースの金属ボディーが、トゥ側に掛けて大きく取り除かれていて、約10gの軽量化が図られています。
通常、アベレージゴルファー向けのアイアンでは、バックフェースの外周部をキャビティーエリアとして、金属を厚めにするのが常識でしたので、これまでにない新たなバックフェース形状が採用されています。
フィーリングを良くするエコーダンピングシステム
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ヘッド内部のフェースの裏側に、エコーダンピングシステムが左右に幅広く搭載されています。
これにより、インパクトの衝撃と振動を抑える作用が働き、打感・打音を向上してくれます。
多くのディスタンス系アイアンは、分厚いキャビティー、薄いフェースにより、弾き感の強い打感が特徴ですが、ステルスアイアンはフォージドに寄せたフィーリングを備えています。
7番のロフト角は28°
7番アイアンのロフト角は28°で、前年のSMI2 MAX OSの25°よりは大きく寝たものの、SIM2 MAXの28.5°より0.5°立たせてあります。
強烈な飛距離性能というより、ディスタンス系アイアンとしてはギリギリぐらいにフェースを寝かせることで、アイアンらしい球の上がりやすさを持たせた仕様となっています。
ちなみに、ステルスシリーズではアイアンは1機種のみとなっていまして、どちらかと言えば、SIM2 MAXアイアンに近いモデルとなっています。
そのため、前年のSIM2 MAX OSアイアンに相当する強烈な飛びのモデルはありません。
ステルスアイアンの適合ゴルファー
・程よく飛距離も出つつ、しっかり球を上げたい方
・アスリート感のあるデザインが好きな方
・弾き系の打感が苦手な方
ステルスアイアンの試打動画
ステルスアイアンをヘッドスピード別に試打
ドライバー換算でヘッドスピードが43m/sぐらいと40m/sぐらいの2種類の速さで試打されています。
打ち出し角、最高到達点、落下角度を計測されていますので、ご自身のヘッドスピードや弾道データと比較してみると、ステルスアイアンの特徴を知る参考になりそうです。
ステルスアイアンの特徴としては、球が上がりやすく、硬すぎず柔らかすぎない打感が挙げられます。
この2つの要素を求める方は、是非、試してみてもらいたいアイアンです。
ステルスアイアンをプロが試打・評価
試打ラボしだるTVさんの動画で、石井プロにてじっくり試打されていて、以下のような評価をされています。
・これまでのモデルと比べると、圧倒的に見て目がきれい。
・シャープだけど、難しそうに見えず、やさしさが感じられる絶妙なデザイン。
・SIM2 MAX OSのような飛びは無い。
・飛び系だけど、打感が柔らかく、安定感があって、高さが出せる。
ステルスアイアンをゴルフライターが解説
ゴルフライターの鶴原氏にて、ステルスアイアンのテクノロジーやスペックから、弾道や適合ゴルファーについて解説されています。
見た目はシャープになっていますが、操作性と言うより直進性が強いアイアンで、特にフェースの下側でのヒットに強いと評価されています。