テーラーメイドのステルスとキャロウェイのローグSTは、2022年のドライバー市場で人気のモデルとなっています。
どちらがオススメのドライバーなのか、ゴルファーとしては知りたいところだと思います。
そこで、ステルスとローグSTのどらいばーについて、特徴と適合ゴルファーについて解説します。
ステルスとローグSTの特徴
ローグSTはドライバーが7モデルある!
ステルスとローグSTは、モデルの全体的な特徴に振れる前に、まずモデルの充実度に大きな違いがあります。
ステルスシリーズのドライバーは、SIM、SIM2と同様に3モデルあり、それぞれの住み分けも踏襲されています。
一方、キャロウェイの方は、プロパーモデルが4機種あります。その中には、アジア市場向けの軽量モデルである「MAX FAST」タイプも含まれています。
それに加えて、プロトタイプモデルのトリプロダイアモンド3モデルも限定販売されていますので、合計で7モデルあります。
軽量モデルからツアープロ向けのプロトタイプまで用意されていますので、幅広いゴルファーに対応しています。
逆に対応していないゴルファー層を探すとすれば、260g台前後の超軽量のグランドシニア向けのモデルぐらいです。
ステルスはスタンダードモデルでもハード
テーラーメイドのドライバーは、もともとフェードバイアスと言われています。
そのため、球筋がフェード系の方の場合、センターに飛ばすのがやや難しくなる傾向があります。
そして、今回のステルスは、ツアープロ寄りの仕様になっていて、SIM2シリーズと比べると、球の上がりやすさ、スピン量、つかまりが抑えられています。
ステルスPLUSとステルスの2つのモデルは、低スピン性能に優れていまして、つかまりも抑えられています。
ハードヒッターで、吹け上がりを抑えたい方にてきしていますが、球が上がり辛いため、中・上級者であっても10.5°を選択される方が多いのが、SIM2シリーズの時と様子が違う点です。
アベレージゴルファーの方は、位置付け的に真ん中のモデルとなるステルスドライバーから検討されるかもしれませんが、このモデルは中・上級者が程よいクラブです。
アベレージゴルファーの方は、ハイドロー仕様のステルスHDドライバーから検討されることをオススメします。
ローグSTは、安定感に優れている
ローグSTシリーズの全体的な特徴として、全モデルでヘッド後方にタングステン・スピード・カートリッジと呼ばれる大きなウェイトを搭載しています。
慣性モーメントを高めた設計が採用されていて、弾道のブレにくさ、寛容性に優れています。
大きく分けると、低スピン、一発の飛びを求めるならステルス、安定した弾道を求めるならローグSTとなります。
ステルス、ローグSTのゴルファータイプ別 適合モデル
ハードヒッター
ヘッドスピードが45m/s以上で、自分で球を浮かせられる方、そして、左へのミスを消したい方は、以下の2モデルがオススメです。
<ステルス PLUSドライバー>
テーラーメイドの契約プロたちが使用するドライバーで、低スピン性能に極めて優れています。
フェードバイアスでつかまりも抑えられていますので、自分で球を浮かせられる方、つかまえきれる方向けのハードスペックのモデルです。
<ローグST ◆◆◆ LSドライバー>
◆◆◆の名が付いたツアープロ向けのモデルです。
◆◆◆は全部で3モデルあり、その中で最も低スピン性能と打ち出しの低さに優れているモデルです。
操作性と寛容性のバランスを求めるセミアスリート
中級者で弾道を操作しつつ、程よい寛容性を求める方には、以下の2モデルがオススメです。
<ローグST MAX LSドライバー>
ローグSTのプロパーモデルの中で、最もハードなタイプのドライバーです。
プロトタイプのローグST ◆◆◆LSドライバーと比べると、ヘッドサイズが5cc大きく、寛容性があります。
弾道は、スピン量が抑えられて低く強い球のため、風邪に負けないようなライナー性の弾道を求める方にオススメです。
<ステルスドライバー>
ステルスシリーズのスタンダードなドライバーです。弾道は、低スピンのフェード系で、低・中弾道です。
スタンダードなモデルですが、中・上級者向けのモデルとなり、自分で球をつかまえられる方向けです。ヘッドスピードは45m/sぐらいあると、このクラブの基本性能とフィットすると思います。
直進性重視のアベレージゴルファー
打点がブレてもミスを許容して欲しい方、とにかく真っすぐに飛ばしたい方には、以下の2モデルがオススメです。
<ローグST MAXドライバー>
ローグSTシリーズのスタンダードなドライバーです。弾道は、ややつかまりのある中弾道です。
低スピンのため、球が上がり辛い方は、10.5°を選ばれると良いでしょう。
<ステルスHDドライバー>
ステルスシリーズのハイドロー(HD)仕様のドライバーです。
他のステルスの2モデルとはテイストが違っていて、クラブ重量がやや軽く、球が上がりやすいのが特徴です。
スライサー、右へのミスを抑えたい方
弾道が右に出やすい方、スライスを抑えたい方は、以下のモデルがオススメです。
ちなみに、ステルスにはハイドロー仕様のステルスHDドライバーがありますが、テーラーメイドはベースがフェードバイアスのため、スライス抑制というよりニュートラルに近いモデルです。
<ローグST MAX Dドライバー>
ローグSTのMAXタイプでドローバイアスのドライバーです。
ヒール寄りにウェイトが搭載されていて、ヘッドの返りの良さが備わっています。
軽いクラブで楽に振りたい方
ドライバーヘッドの重さが気になりだした方、一般的なゴルフクラブより軽めのドライバーで楽に振りたい方には、以下のモデルがオススメです。
<ローグST MAX FASTドライバー>
アジア市場向けの「MAX FAST」タイプのドライバーです。ゼクシオよりも軽く、クラブ重量が270g台に抑えられています。
球の上がりやすさ、つかまりに優れている点も、このモデルの特徴です。