松山英樹がゴルフ4大大会の一つであるマスターズで、日本人としてアジア人として初のメジャー制覇を成し遂げました。
2年前には、女子ゴルフで渋野日向子が42年振りの女子メジャー制覇を果たしたことも記憶に新しいところです。
選手の活躍により注目されるのが使っていた道具です。既にゴルフボールは品薄となっていて、同時にゴルフクラブの方も注文が殺到しています。
松山英樹がマスターズで使っていたのは SRIXON ZX5ドライバー
松山英樹はスリクソンとクラブ契約を結んでいます。そして、マスターズで使っていたドライバーは、同社のZX5ドライバーです。
ZX5ドライバーは、ZXシリーズ(旧Zシリーズ)の2020年モデルです。同シリーズには操作性の高いZX7ドライバーもりますが、松山英樹は寛容性のあるZX5ドライバーを選択しています。
アイアンは、契約しているスリクソンのものを使っていましたが、ドライバーは長らくキャロウェイやテーラーメイドを使っていました。
2020年も当初はSIM MAXドライバーを使っていましたが、途中からスリクソンに数年振りに戻ってきました。
スリクソンとしては、松山英樹がスリクソンのドライバーに戻してくれてからメジャー優勝となりましたので、最高のシナリオでしょう。
少々前置きが長くなりましたが、ZX5ドライバーの試打について、評価・感想をまとめました。
ZX5ドライバーをトラックマンで計測試打
しだるTVさんにて、トラックマンを用いて計測試打されています。
前作のZ585ドライバー、ゼクシオエックスドライバーも合わせて試打されていますので、このあたりのクラブを幅広く検討されている方にも参考になります。
どのクラブも基本的に球のつかまりが良く、プロには左へのミスが出やすくなってしまうようですが、この中でも唯一ZX5ドライバーが可変スリーブを搭載しています。
ロフト角・ライ角・フェース角を切り替えることができますので、自分のスイングにあった設定に寄せることができます。
アマチュアのスライサーがZX5ドライバー・ZX7ドライバーを試打
アマチュアで持ち球がスライスのゴルフyoutuberさんによる試打動画です。
ZX5の方がつかまり、寛容性があると言われていますが、ZX5ドライバーとZX7ドライバーを打ち比べしたところ、ZX5ドライバーの方が難しく感じられるとのことです。
ヘッド体積は同じですが、ZX7の方がディープで、メーカーも操作性があると述べていますので、ZX7ドライバーの方が扱いが難しいと感じそうですが、逆の結果となっています。
スライスの原因は千差万別ですが、操作性の高さがヘッドの返りを良くして、スライス改善にはまるパターンもあります。スライス改善のポイントしては、重心の浅いもの、深いもので、向き不向きがある可能性もありそうです。
小祝さくらがZX5ドライバー試打
ツアープロによる試打は、自分が使わないクラブの場合がありますが、小祝さくらプロはZX5ドライバーを実際にクラブセッティングに取り入れています。
現時点(2021/04)で賞金ランキングのTOPにいまして、2021年もZX5ドライバーで2勝を挙げています。
ZX5ドライバーについて、以下の特徴・感想を述べられています。
・ヘッドの形が良く、フェースが真っ直ぐ見える。
・打感は少し軟らかい。
・高さも出るが吹けずに強い球が出る。
また、ZX7ドライバーとの違いとしては、ZX5ドライバーの方が方向性を出しやすいとのことです。
スリクソン ZX5・ZX7ドライバー