フェアウェイウッドとアイアンの中間に位置するユーティリティ。海外ではハイブリッド、一部のメーカーではレスキューという名で販売されているこのクラブは、多くの人が苦手とするフェアウェイウッドとロングアイアンの役割を果たすクラブとして重宝されています。
現在では多くのメーカーが発売しているユーティリティについて、ツアープロがどのモデルをクラブセッティングに取り入れているのか、国内男子プロの上位ランカー10名を対象に調べてみました。なお、装着シャフトまでは特定できないことも多く、当記事では市販のオリジナルカーボンで紹介します。
(紹介順は、使用プロの賞金ランキング順です)
タイトリスト 910H ユーティリティ
今平周吾(1位)が使用。フェアウェイウッドは頻繁に変えていますが、ドライバーとユーティリティは同じものを使い続けています。役割がしっかりしているクラブですので、ピタッと合うクラブと出会えれば、変える必要がない類のクラブなのかもしれません。
キャロウェイ X FORGED UT アイアン
ショーン・ノリス(2位)、ジャズ・ジェーンワタナノンド(7位)が使用、そして、石川遼(3位)も一時使用。Xフォージドアイアンとのセットで、UTは2番のみ、アイアンは3番から使っています。ちなみに、メーカー公式サイトでは、アイアン型ユーティリティではなく、ユーティリティ型アイアンと紹介されています。
本間ゴルフ TW717ユーティリティ
チャン・キム(4位)が使用。ドライバーはG410 PLUSを使用していますので、PINGの最新モデルを積極的に取り入れています。
本間ゴルフ ツアーワールド TW747 フェアウェイウッド
ハン・ジュンゴン(5位)が使用。フェアウェイウッドの3番とユーティリティの2番の組み合わせで、ロングアイアンは3番からとなっています。
ブリヂストン J15 HY ユーティリティ
堀川未来夢(6位)が使用。ブリヂストンからはツアーB XD-Hや、ツアーB JGR HYがリリースされていますが、2015年モデルのJ15 HYを長く使い続けています。
タイトリスト U500 ユーティリティアイアン
パク・サンヒョン(8位)が使用。アイアンは5番からのため、ユーティリティは全部で3種類取り入れています。U500以外は、
818 H1 ハイブリッドの2番、
TS2 ユーティリティの3番です。
オノフ フェアウェイ WINGS KURO ユーティリティ
浅地洋佑(9位)が使用。3番、4番を採用していて、フェアウェイウッドが2本、アイアンは6番からとなっていますので、ツアープロ上位者の中では珍しく、フェアウェイウッドとユーティリティを上手くクラブセッティングに取り入れています。
ビッグバーサ アルファ 815 ユーティリティ
崔虎星(10位)が使用。調査時点ではユーティリティを取り入れてないようですが、以前BBα815を使っていました。
「ユーティリティ」関連記事
ユーティリティの飛距離の早見表!番手別、ヘッドスピード別の目安は?
ウッドが苦手な方にお勧めのアイアン型ユーティリティ
上がらない!スライスする!ユーティリティが苦手な方は必見!悩み別おすすめユーティリティ!
夏ラフでも飛距離が稼げるユーティリティ