最近、人気となっている中空構造のアイアンで、中級者におすすめのモデルを3機種紹介します。
最近の中空構造のアイアン
以前は中空構造、キャビティーバックのアイアンと言えば、アベレージゴルファー向けで、マッスルバックがアスリート向けと言われていました。
しかし、最近ではプロモデルでも中空形状のものや、キャビティーをしっかりそなえたものも出てきています。
ツアープロが使うゴルフクラブは、やさしさを取り入れたものが増えていて、アベレージゴルファー向けとアスリート向けのボーダーラインが無くなってきています。
中空構造に話を戻すと、球が上りやすく飛距離が出やすいという特徴に加えて、中に重心を操作したり打感を良くする素材を入れることができるため、セミアスリート・アスリート向けモデルのニーズに適ったアイアンが作りやすいという側面があります。
スリクソン ZX4アイアン
スリクソンのZXシリーズに追加されたZX4アイアン。
キャビティーバックのZX5アイアン、ハーフキャビティのZX7アイアンに続いて、後発でリリースされたアイアンです。
スリクソンのアイアンと言えば、アスリート向けで憧れをもって眺めていたゴルファーもおられるかと思いますが、ZX4アイアンは、中空構造とストロングロフトが採用され、飛距離性能を重視したモデルです。
7番アイアンのロフト角も28.5°で、ゼクシオを思わせるようなスペックとなっています。
ソールも厚めになっていて、球の上がりやすさも備わっていますので、ZX5アイアンではややハードだと感じられた方は、是非、試してみてもらいたいアイアンです。
キャロウェイ APEX PROアイアン
キャロウェイの人気アイアン、APEXの2021年モデルから発売のアイアンです。
APEXアイアンは、APEX、APEX DCB、APEX PROの3種類のモデルがあります。この中で、PROモデルのAPEX PROが中空構造を採用しています。
中空内部には、キャロウェイならではのウレタン・マイクロスフィアが搭載されていますので、余分な振動を抑えて心地良い打感を提供してくれます。
外観は中空とは思えないほどすっきりとしていて、マッスルバックを思わせるシャープな形状となっています。
7番アイアンのロフト角が33°で、しっかり球を上げて狙いやすいスペックになっていますので、更なる上を目指す中級者におすすめのアイアンです。
SIM2 MAXアイアン
テーラーメイドのSIM2シリーズから発売のSIM2 MAXアイアンです。
同シリーズからはもう1つ、オーバーサイズアイアンが発売されていますが、SIM2 MAXアイアンはシャープな形状に仕上がっています。
https://www.taylormadegolf.jp/taylormade/SIM2-MAX-%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%82%A2%E3%83%B3/DW-JJC34.html
7番のロフト角は28.5°で、飛距離性能を重視したスペックになっていますが、バックフェースにはエコーダンピングシステムが搭載され、単なるディスタンス系ではなく打感にも拘っています。
飛距離が出て、尚且つ、フィーリングも求めたいという方におすすめのアイアンです。