笹生優花が全米女子オープンゴルフ選手権にて畑岡奈紗とのプレーオフを制し、メジャー初優勝を飾りました。
今年のメジャーは話題に事欠く暇を与えない勢いで、松山英樹の日本人男子での初優勝、フィルミケルソンの史上初となる50代での優勝、そして、笹生優花は大会史上最年少での優勝です。
優勝者が使っていたゴルフクラブやウェアには、必ずと言って良いぐらい注目が集まりまして、笹生優花の使用クラブにも一躍人気モデルとなっています。
※笹生優花のメジャー優勝ドライバーは、SIM2 MAXドライバー
先日、笹生優花の使用ドライバーについて取り上げましたが、もう一つ注目されているのが彼女が使用するパターです。スコッティ―でもなくテーラーでもなく、彼女がパター契約を結んでいるピレッティのモデルです。
笹生優花のメジャー優勝パターはピレッティのモデル
笹生優花が結んでいる用具契約は、三浦技研のアイアン、ピレッティのパターの2社ではないかと言われています。
ウッドについてはテーラーメイドとキャロウェイを使っていますが、これらは用具契約があるのかは不明です。同2社の公式HPを見ても、優勝を取り上げている様子が無いので、恐らく結んでいないと思われます。
超高額!Piretti エリート ポテンザ ツアーオンリー GSSパター
笹生優花が全米女子オープンゴルフ選手権で使っていたパターは、Pirettiのエリート ポテンザ ツアーオンリー GSSパターです。
メーカーHPで価格を確認してみると、495,000円(税込み)となっています。約5万円・・・ではなく、約50万円です。通常の間隔でいくと、桁を1つ読み間違えてしまいますので要注意です。
笹生優花のモデルには、SASO YUKAの刻印がありますが、市販のものはTOUR ONLYとなっています。
▼フロント・バックフェースへの刻印
Piretti エリート ポテンザ ツアーオンリー GSSパターの特徴
ロフト角は2.5°
一般的なパターは、ロフト角が3°のモデルが多いですが、ピレッティは敢えてロフト角をストロングにしていて、2.5°となっています。
スタンダードロフトを2.5度としたこと。これは近年のトーナメントで主流の高速グリーンに合わせたもので、インパクト直後からボールが順回転で転がり、ラインに乗せやすいことから採用した。上級者はもちろん、ロフトが寝て当りやすいアベレージゴルファーにも効果を発揮する設計である。
https://pirettigolf.jp/about/
ピレッティの公式サイトでの説明では、高速グリーンに対応したためとのことで、確かにグリーンが変わったことに対して、クラブの側も変わるのは至極当然のように思えます。
金属インゴットからの削り出し
削り出しのパターと言うのは他メーカーでもありますが、ピレッティのヘッドは、インゴットからの削り出しです。
ピレッティの考え方では、生産性を高めた鋳造ヘッドからの削り出しの場合、素材本来の質感が失われ、繊細な打感やタッチが出しにくくなるそうです。
重量ヘッドを採用
ピレッティのパターは、一般的なものと比べてヘッド重量が重く設定されています。
ヘッドが重くなることで、ストロークが安定し、さらに、打ち過ぎることがなく、それでいて転がりの良さがあります。
またボールを押し出してくれる感じがあり、打ち損なってもそれなりに転がってくれるという特徴があります。
カスタムオーダー
公式サイトから注文可能で、クラブの長さは、32インチから36インチまで0.5インチ刻みでオーダーでき、グリップの選択が可能です。
また、ヘッド重量は355g~375gの間で調整可能な可変ウェイトとなっています。